【プロスタッフ95 (2014)】使用感想

1.テニス

こんにちは。すーさんです。
今回はラケットインプレをやっていきます。
インプレするラケットは、ウイルソンのプロスタッフ95です。
2014年モデルで、フェイスサイズ95の最後のプロスタッフです。
10年近く前のラケットですが、インプレしたいと思います。
なぜ今なのかというと、私が久しぶりに打ってみたくなったからです(笑)

とはいえファンが多いプロスタッフですので、今でも手に入れることは可能だと思います。
興味がある方の参考になればうれしいです。
ガットはゴーセンのミクロスーパー1.30mmを40ポンドで張りました。

ちなみに私はプロスタッフ97を使っていたことがあります。
そのときのインプレはこちらです。
【プロスタッフ97CV(2017)】使用感想

プロスタッフ95とは?

ウイルソンから発売されたラケットです。
白メインで赤と金が使われているデザインです。
今やプロスタッフといえば黒、というイメージがありますが、これはこれでかっこいいと思います。
スペックですが、

・フェイスサイズ:95平方インチ
・重さ:313g
・バランス:310mm
・フレーム厚:18.0mm均一
・ストリングパターン:16×19

となっています。

まず面が小さいです。
重さは313gあるので、持った感じは結構ずっしりです。
フレームは薄いです。
18mmフラットビームは現行モデルでは見ない薄さだと思います。
そしてボックス形状。
97のプロスタッフは少し角が丸くなっていますが、こちらはもっと角がはっきりしていてボックスボックスしております。
面が小さくてフレームも薄い割に重いので、なんというか中身の詰まった重さといった感じです。

端的にいえば、
ザ・難しいラケット
な印象ですね(笑)

ショット別の感想

実際に打ってみた感想です。

・ストローク
持った感じと違い振ってみるとそこまで重くないため、まず振りやすいと感じました。
しっかり振って、さらに芯で捉えることができればボールはよく飛んでくれます。
つまり、逆に芯を外すと飛ばなくなります。
芯で捉えることは必要ですが、飛ばなくて全く使えないということはありませんでした。
あとフレームのしなりというか、ガットのたわみというか、
一度ボールを掴む感覚がありコントロールはしやすい印象があります。
打球感は、プロスタッフ独特のものを感じました。
ボールを芯で捉えることができたか、それともできていないか、
がわかりやすくて、打つのが楽しいラケットだと感じました。

球種としては、フラットやフラットドライブ系が打ちやすいです。
ボールを押すイメージで打つのが向いているのだと思います。
スピンは自分のイメージ通りにかかります。
回転をガンガンアシストしますぜ!
というラケットではないので、グリグリスピナーの方は使いづらいかも知れません。

スライスはすんごい打ちやすいです。
私の中でこのプロスタッフ95は、スライスが打ちやすいランキングの第二位です。
(ちなみに第一位はプロスタッフ85です)
ボールが面に乗っている感覚が強くて、回転量多めのスライスも少なめのスライスも打ちやすいと感じました。
ラケットがある程度重いことも恩恵になっていると思います。

あと片手バックハンドがすごく打ちやすいです。
面の小ささ
ボックス形状の空気抵抗の無さ
フェデラーさんやディミトロフさんの綺麗な片手バックハンドのイメージ
でしょう。
正確にいえば振りやすいのです。
打球が入るか入らないかは置いといて、振りやすいです(笑)

・ボレー
スライスの打ちやすさと同様にボレーも打ちやすいです。
ラケットの重さのため威力のあるボールに対して、弾かれることなく安定したボレーが打てました。
一度ボールを掴む感覚でコントロールもしやすいです。
バランスが軽めなことと面が小さいことで、取り回しにくさは感じませんでした。
ただし面の真ん中に当てないと全然飛ばなくなりますので、上級者向けではあると思います。
また、当てるだけでは飛ばないため、ボレーでもある程度ボールを押すイメージを持つと良いと思いました。

・サーブ
まず面が小さく振りやすいです。
弾き感が少ないためコントロールはしやすいのですが、球速は出しづらい印象でした。
ですのでフラットサーブでは、球速よりもバウンド後の伸びで相手を押していくのが良いと思います。

スライスサーブは、ボールがガットに食い付いている感覚が強く、回転量を調節しやすいと感じました。
面が小さいからといって、回転がかかりにくいとは思いませんでした。
コースもコントロールしやすい印象です。
スピンサーブは、なんちゃってスピンサーブしか打てませんので割愛します(>_<)

・全体的には
フラット系で気持ちよく打つことができました。
他にはないプロスタッフ独特の打球感は個人的に非常に好きです(^O^)

どのショットでもラケットが何かしてくれるわけではないため、自分の打った通りにボールが飛びます。
逆に言えば打った通りにしかボールが飛びません。
そして芯を外したらまあ飛ばないです(笑)

難しいといえば難しいのですが、素直なラケットともいえると思います。
ボールを打つのが楽しい
上達が感じられる
ようなラケットではないでしょうか。

今回は40ポンドで使用しましたが、それでも打感がぼやけてしまう感じはありませんでした。
振動止めも付けなくてOKでした。
ガットゆるく張りたい勢の私としては、大変うれしいです。

気になったところ

気になったところです。

・弾きが少ない
もう少し弾いてボールを飛ばしてほしいな
と感じる場面が正直ありました。

・バランスが軽い?
個体差があるものだと思いますが、少しヘッドが軽くて
むむ、ボールに力が無いな(-_-;)
と思うことがありました。
しかしこれは、チューニングで解消できたので気にしなくても良いかもです。

鉛テープを貼ったら良い感じにボールが飛ぶようになりました。
左右合わせて2g貼りました。

プロスタッフを検討している方へ

私の記憶では、たしかフェデラーさんが使うことはなかったという、
ある意味で不遇(?)のモデルですが、久しぶりに打ってみました。

アシストがないという難しさ
その反面
自分のイメージ通りにボールが飛ぶという素直さ
を感じました。
なんとなく打ってなんとなくコートに入るということはありません。
芯で捉えることができたかできていないか、がわかりやすいラケットです。
単純にボールを打つのが楽しいな
と感じられるラケットでした(^^♪
試合で使えるかと言われると、そこはまあ別問題という感じですけども(笑)

以上、週1プレーヤーインプレでした。
97になる前のモデルも含めて、プロスタッフ検討中の方の参考になればうれしいです。

今回の記事はここまでとなります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました