【ウルトラ100S V3.0 (2020)】使用感想

1.テニス

こんにちは。すーさんです。
今回はラケットインプレをやっていきます。
インプレするラケットは、
ウイルソン:ウルトラ100S
です。
ガットはゴーセンのミクロスーパー1.30mmを48ポンドで張りました。

シン・ウルトラマンを観てからなんとなく興味のあったウルトラ。
ええ、音的に。
それっぽくいうと、
キュウ・ウルトラ
ですね(笑)
新型のウルトラV4.0が発売されましたが、そのラインナップからなくなってしまったSバージョンです。
日本限定スペックがなくなってしまって少し残念・・・。

ウルトラといえば、ウルトラツアーが錦織選手のイメージで有名ですね。
そちらもかっこいいですが、今回はウイルソンの”ザ・黄金スペック”に興味があり、100の方のさらに回転アシストがあるSを使ってみました。

週一プレーヤーが使ってもSの恩恵はあるのか。
それからウルトラの性能として推しているところの、ボレーの打ちやすさは感じることができるのか。
ウルトラを検討している方の参考になればうれしいです。

ウルトラ100S とは?

ウイルソンから発売されているラケットです。
スペックですが、

・フェイスサイズ:100平方インチ
・重さ:300g
・バランス:320mm
・フレーム厚:24.0mm-26.0mm-23.0mm
・ストリングパターン:18×16

となっています。
ストリングパターンの粗い、いわゆるSラケというやつです。
ブレード98Sと同じパターンですね。
ですがフェイスサイズが100でブレード98Sよりも大きいため、より目が粗く見えますね。

その部分以外は、ザ・黄金スペックです。
扱いやすそうです。

そしてこの青いパーツ。
クラッシュゾーンという機構で、縦糸を長くとれることにより、打球感の柔らかさやスイートエリアを広くするような効果があるそうです。


見た目的の話をすると、青とグレー。
加えてエンド部分の赤。
かっこいいドラえもんのようです。
アシストしてくれそうです(^^♪

ショット別の感想

実際に打ってみた感想です。

・ストローク
第一印象として、ストリングが動いている感じがすごくわかりやすいです。
それによりボールが面に乗っている感がありました。
最大フレーム厚26mmというスペックから、
弾いてボールを飛ばすタイプかな
という先入観がありましたので意外な感覚でした。
その上で黄金スペックならではというか、薄ラケにはないパワーもあり、ボールを飛ばしてくれました。
スピンアシストのあるSラケですが、変に回転がかかってしまうことはなく、フラット気味に打つこともできました。
スピンを意識せずにストロークをすると、ナチュラルスピンがかかり、
少しだけ軌道が上がる・・・かな?
くらいの印象ですね。

そして回転を意識すると。
スピンがよくかかりました。
やはりSラケといった感じです。
回転をかけてもフレームにパワーがあって飛ばしてくれるので、ボールが浅くなりにくかったです。
逆に回転量を調整することで、相手前衛の足元などに短く落とすようなボールも打ちやすいと感じました。

スライスも打ちやすかったです。
クラッシュゾーンの恩恵でしょうか、ボールが面に乗っている感じがよく分かりました。
ボールをただ弾いて飛ばすわけではないので、コントロールしやすいです。
ストリングパターンが粗いので回転量も多くなる印象です。

・ボレー
ボレーが打ちやすいというウルトラ。
その通りでした。
大変打ちやすいです(^^♪
スライス回転をかけやすく、回転で距離やコースをコントロールしやすいと思いました。

フレームがしっかりしていて、相手のボールに打ち負ける感じが全然ありません。
厳しい場面でも面だけ作れば返してくれます。
弾きもあるので、決めるボレーも打ちやすいと思いました。

あとフェイスサイズが100ありますので、スイートエリアが広い感じがして安心感がありましたね。
フェイスサイズが98や97だとシビアさを感じる場面がありますから(笑)

・サーブ
回転系が打ちやすいと思いました。
弾きがあるのでフラットサーブも打てますし、スピードも出ます。
でも、ストリングパターンが粗いためか、スピードはあっても軽いボールになる印象です。
回転系サーブをメインとして、たまにフラットサーブを混ぜるくらいがちょうどいいですかね。

さて回転系です。
スライスサーブが打ちやすいです。
ギュルギュル曲がる変化の大きなスライスサーブ
リターン相手の手元で微妙に曲がるような、変化よりもスピード重視のスライスサーブ
どちらも打ちやすいと感じました。
やはりSラケ。
ストリングがボールにいい感じでひっかかってくれました。
スピンサーブは、なんちゃってスピンサーブしか打てませんので割愛します(>_<)

・全体的には
黄金スペックのパワー感
回転のかけやすさ
の両方を感じて使いやすいラケットという印象でした(^o^)
フェイスサイズも100ありますので、スイートエリアの狭さは感じませんでした。

ウルトラはウイルソンの中でボレー専用くらいのイメージがあったのですが、ストロークも打ちやすく、オールラウンドに使えるモデルだと思いました。

打球感は、フレームの厚さから想像していたよりもカンカンした感じがなく、むしろマイルドでした。
もっと金属的な弾き感があるかと思っていたので意外でした。

気になったところ

気になったところです。

・ストリングがずれる
これはストリングが仕事をしている証拠ですが、少し打ったらすぐにストリングがずれます。
Sラケの特徴ともいえますね。
ポリのストリングを張れば良いのかも知れませんが、私は基本的にナイロン派なのでちょっと気になるといえば気になります。
縦横ポリは厳しいから、ハイブリッドにしてみようかな。

・ストリングの消耗が速い
Sラケの宿命。
特にヘビースピナーの方は、ナイロンストリングを張ろうものなら、すぐに切れてしまいそうです。
私は微スピナーですので、そんなにブチブチ切れることはなさそうですけれども(笑)

・若干の振りづらさ
黄金スペックでフレームが厚いため、すこーしだけ振りづらいと感じます。
特に片手バックハンドのとき。
振るということだけでいうと、ブレードやプロスタッフのような薄めのラケットの方が振りやすさはありますね。

ウルトラを検討している方へ

さて、つらつらとインプレをして参りました。

ウイルソンのラケットの中ではボレーに特化しているようなイメージのウルトラですが、実際に使ってみるとどのショットも打ちやすい印象でした。
対象範囲の広い黄金スペックのSラケといったところでしょうか。

打球感がマイルド過ぎると感じる方は、ガットのテンションを上げてみるとか、ポリを使ってみるとかで調整可能だと思います。
個人的にはハイブリッドを試してみたいですね。
んー、縦にポリ、かなぁ。
また、回転特化じゃなくて良いという方は、ノーマルのウルトラの方が使いやすいかも知れません。

ウイルソンのザ・黄金スペックであるところの”ウルトラ”。
興味のある方は是非試してみてください。
そうそう、Sラケバージョンは新型V4.0には存在しませんので要注意です(>_<)

以上、週1プレーヤーインプレでした。
ウルトラ検討中の方の参考になればうれしいです。

今回の記事はここまでとなります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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